みんなの優しさに包まれて~美しいダイヤモンドに成長してくれることを願って~
娘が足を骨折して初めて登校した翌日から、毎朝迎えに来てくれるクラスメイトがいました。
迎えに来てくれるといつもランドセルと水筒と松葉杖を娘の席まで持っていってくれました。
しばらくすると、お手伝いをしてくれるクラスメイトが増えました。
最初のうちは、ランドセルと水筒を手分けして持ってくれていたのですが、だんだんと取り合いになってきました。
「まぁ、まぁ、まぁ、落ち着いて。じゃんけんしよう。」と私が言い、じゃんけんをしました。
「ズルい!昨日も持ったじゃん。」と納得いかない子もいたようですが、翌日その子にお手伝いをしてもらいました。
そんな日がしばらく続きました。
ある日、毎日お手伝いに来てくれる子が教えてくれました。
「みんなで当番を決めたんだ。月曜日が●●で、火曜日が△△で、水曜日が・・」
誰が何を持つかで揉めてしまう状況が良くないと思ったのでしょう。
役に立ちたいと思う気持ちはみんな同じで、愛が溢れているからこその解決案だと思いました。
みんなが平等に「愛」という優しさを分け与えることが出来る素敵な行動に感動しました。
愛に溢れた心を持っているダイヤモンドの原石たちが、美しい輝きを放つダイヤモンドに成長出来る土台を作るのが私たち大人の役目です。
彼らの良い所を伸ばし、時には支え、教え導きながら見守っていきたいと思いました。
そして、クラスメイトからもらったたくさんの愛のお返しが出来るように、私たちに出来ることを探していこうと思います。
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